Ahmet Unver

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Ahmet Unver はトルコ在住の写真家。スウェーデンのトルコ人移民コミュニティーで育った。

彼の、そのトルコ人コミュニティーの人々を撮ったプロジェクト「Gurbet/Far away 」が良い。 いわゆるドキュメンタリー写真ではない、ニュートラルな視線。

詳しい説明は「続きを読む」からどうぞ。









以下
http://www.ahmetunver.com/gfa1%20about.htm
の翻訳

Gurbet/Far away

スウェーデンは、1960年代まで、広く移民を受け入れることはなかった。60年代になって、スウェーデン政府は、今まで以上に低賃金で、弾力的に運用のできる労働力への需要に応えて、ゲスト労働者として、移民を受け入れ始めた。

これらの移民のほとんどは、トルコ国籍を持ち、スウェーデンに来て財産を作り、トルコに帰って、将来更に裕福になるための投資を行いたい、と考えて引っ越して来た。しかし、トルコ系移民のほとんどは、実際は帰国することはなかった。代わりに、彼らはストックホルムの郊外に、二重コミュニティーのようなものを形成し、そこで彼らは、欠くことのできない故郷とのつながりを維持しながら、異質な文化から自身を守ることになった。結果的にそれは、彼らがスエーデン社会に完全に取り込まれることが、決してないことを意味する。

その次の世代、スウェーデンで生まれることになった最初の世代は、スウェーデン社会の一員となるための公平な機会を、決して与えられることがなかった。このことは、スウェーデンの移民政策に負う面もあるが、トルコ人コミュニティーが、自身の文化的アイデンティティーを強く保持し、故郷を裏切ることの恐れから、スウェーデン人になることを拒絶したことにも、責任の一端がある。

このトルコ人コミュニティー出身であるわたしは、しばしば泡の中にいるような感覚を持った。その泡の中では、成長が妨げられ、外の広い世界への認識が曇る。スウェーデンを離れることで、私の内面の葛藤、自身の歴史と希望との葛藤は、更に明確になり、アイデンティティー追求への欲求は、強くなった。スウェーデンのトルコ人コミュニティーの人々を撮影するために、ストックホルムに帰っている間、人生の異なる流れがあることに気がついた。コミュニティーの構成員の多くは頻繁に、ある日「ふるさと」に帰るという夢を口にするのだが、それはかなうことはないのだろうという暗黙の了解があるのだ。

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